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hiniesta2009

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百年のキリム

百年のキリム


句集『百年のキリム』杉山文子

ご注文はここをclick!

文子さんの句に描かれる対象は

みな明るく暖かく虚飾の無い素朴な「色」をしている。

それは元来文子さんが持っている色が対象に反映したものだ。

自分の色が即対象の色になる。これは天性以外の何ものでもない。

                         今井 聖


2016年10月30日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 1500円+税

ISBN978-4-904771-07-5 C0092


百年のキリムや蟻の声聞こゆ

水槽の底に大蛸春の風邪

青苔の両生類になる途中

制服は黒のセーター起業せり

菜の花のごつごつと咲く異国かな



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みどり書房

みどり書房_convert_20150303205324

句集 『みどり書房』 森島裕雄  ご注文はここをClic!


僕はこの句集が泥だらけの第一線の「営業」を詠んだ句として

嚆矢になることを信じてやまない。

                         今井 聖


2015年3月7日発行
金雀枝舎刊
装画 中塚由紀夫
装幀 経真珠美

ISBN978-4-904771-06-8 C0092

立ち読みの皆柔道部夏の暮

雀蜂の顔して借金取り来る

レジ台に電動鋸の刃入りぬ寒

白板に「契約」の二字冬銀河

春寒や回収トップ支店なる
               

海を渡るベレー帽

海を渡る


昨日、編集制作をお手伝いした句集が届きました。

「街」同人だった方の遺句集です。

一周忌に間に合わせたいと、奥さまがものすごくがんばってまとめたもの。

思い出の写真や、奥さまの書をなんとか入れたいとのご要望でした。

写真は章の扉に、奥さまの書は、生前の自選十句を見返しに印刷してもらう

ことにしました。

ちょっとだけ句を紹介します。



海を渡るベレー帽』吉岡建夫

雪達磨溶けて怪人角に立つ

ロッキーのバスストップに天の川

スカートの縞が輪となるポーランド

モスコーの血の教会に夏の月

アドリアの海を電光ひた走る

フィヨルドに入り十万屯の汽笛音

カルタゴのハンニバル叫びし丘に立つ



ご夫婦で、船の旅をたくさんされて。旅行の記録も最後に入れました。

非売品なので、限られた人の目にしか触れることができなくて残念です。

chalaza (カラザ)

calaza

句集 『chalaza』 玉田憲子  ご注文はここをClic!


憲子さんは倫理的、通念的調和に「?」を突きつけ、
どこにでも転がっているけれど誰も詠めなかった現実を見出す。
「?」とは暴力に他ならない。

この一巻の誕生で現在の俳句に向って突きつける
我等の鋭い匕首 がまたひとつ増えた。
                         今井 聖


2013年8月31日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
ISBN978-4-904771-05-1 C0092

アボリジニアイヌイヌイット鳥渡る

三十四で逝きし子規セナ秋あかね

夏の月火花のやうに更年期

八月やギプスに残る己の香

柿赤し檻に生れて檻に産み
                                  ―自選十句より―

句集「進次」

函と帯画像_convert_20120227095117

別冊 詩集『死の床より』

死の床より画像_convert_20120227095214

句集 『進次』 喜田進次  ご注文はここをClic!

茄子というとほき世の紺漬けてあり  進次

喜田進次は五十五年をかけて「喜田進次」を脱ごうとしていた。
脱皮する痛みが言葉になった。
本書はついに此岸から飛び立った
進次の羽化直前の連続カットである。
                            ――今井聖 帯文より――

置き去られた646句と

55の詩篇

2012年2月14日発行
金雀枝舎刊
編者 秦 鈴絵
装幀 経真珠美
ISBN978-4-904771-03-7 C0092


真白い矮鶏のつもりで歩いてゆくと、
ほんとうにさびしいものである。
拾った金をまた落としたのである。
雨が続いて、空腹のままである。

これは地獄である。

完全に猫である。
       喜田進次

                               ―本文より―

遊戯の家

カバー

句集 『遊戯の家』 金原まさ子  ご注文はここをClic!

ペルセポネは、黄泉の国の王にさらわれ冥界の花嫁になる。
彼女の里帰りのときが地上の春。
「遊戯の家」はペルセポネの悔悟と歓喜の告白である。
                             ――今井聖 帯文より――

99歳の不良少女の第三句集!


2010年10月12日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
ISBN978-4-904771-02-0 C0092

焼却炉より鱶のかたちが立ち上る

夕顔はヨハネに抱かれたいのだな

あれは三鬼星バスタブ溢れだす

寝てからも守宮の足のよく見える

梅咲いて腐乱はじまる遊戯の家

                                  ―自選十句より―

アングル

9784904771013_convert_20100127124725.jpg

句集『アングル』 小久保佳世子 ご注文はここをClic!

「絶望」というアングルと、色や形や意味から問い返される
「まっさらな眼」というアングル。
二つのアングルを提示することで、この句集は絶望からの再生を志している。
                              
                           ―今井 聖 「序文」より―

2010年1月29日発行
金雀枝舎刊
序文 今井 聖
装幀 経真珠美
1500円+税
ISBN9784904771013

涅槃図へ地下のA6出口より

謝る木万歳する木大黄砂

毛皮着て東京タワーより寂し

月揺れて川揺れて人躍るなり

「綿虫」と二十%の声量で
              ―自選十句より―


赤き毛皮

赤き毛皮縮小

金雀枝舎の第一弾!

句集『赤き毛皮』 柴田千晶 ご注文はここをClic!

まったく新しい情趣は、その時代とぶつかり合い、
軋むほどの抵抗を生じさせて火花を上げながら騒然と現れる。
「私の作品に対するあなたの違和感は何なのか」
と僕らは柴田千晶に問われている。
                              
                           ―今井 聖 「序文」より―

2009年9月20日発行
金雀枝舎刊
序文 今井 聖
装幀 経真珠美
1500円+税
ISBN978-4-904771-00-6

夜の梅鋏のごとくひらく足

春の闇バケツ一杯鶏の首

まくなぎに顔消されゆく帰郷かな

迎火の煙の先に戦車かな

全人類を罵倒し赤き毛皮行く
              ―自選十句より―




セラフィタ氏

セラフィタ氏

詩集『セラフィタ氏』柴田千晶 ご注文はここをClic!

2008年2月28日発行
思潮社刊
装幀 思潮社装幀室 挿画 経真須美
定価 2400円+税

第40回横浜詩人会賞受賞!

派遣OL、東京漂流
本当ニシタイコトハ、コンナコトダッタノダロウカ
セラフィタと名乗る男と、私の
妄想の都市に上る
欲情の月

藤原龍一郎の短歌と交錯しつつ紡ぎだす派遣OLの愛と性の不条理

風変わりな詩集です。
詩の中に藤原龍一郎さんの短歌が楔のように打ち込まれています。


――赤いロープを四本買いました。
深夜、男の携帯電話にメールを打つ
と、四本の赤いロープは私の身体をするすると離れ
冬の夜空を翔び渡り
別の場所で眠っている男の身体を
一瞬にして縛り上げてしまう
まるで自動梱包機のように
素早く完璧に美しく 
                      ―「情事」部分―



空室

空室

詩集『空室 1991-2000』柴田千晶 ご注文はここをClic!

2000年10月25日発行
ミッドナイト・プレス刊
2000円+税

愛を問う。
「あなたは私の何処からやってきたのか」。
東電OL殺人事件を契機に書き継がれた連作詩篇を再構成した、
世紀末に問う愛の詩集。
                                ―帯文より―

先日もまた円山町を歩き道玄坂地蔵にお参りをしてきました。
映像作品を作るためのロケハンです。
刊行から9年経ちますが、まだいろいろな動きのある不思議な詩集です。


道玄坂地蔵の立つ書割のような夕方の路地から
オンボロのリヤカーを引いた母が歩いてくる
昭和四十二年の湘南版の電話帳を山積みにして
道玄坂地蔵を背にローソンの袋を提げた私は
くたびれたバーバリーのコートを着ている
私に気付かず目の前を通り過ぎて行く母よ
あなたはまだ電話帳を配り終えることができずにいるのか
三十九歳の母と
七歳の私が
八百屋で借りたリヤカーを引いて
地図を頼りに最新版の電話帳を配り歩いた
あの油蝉の死骸ばかりが落ちていた夕方の路地は
この書割のような夕方の路地に繋がっていたのだろうか
使用済みコンドームが足もとに散らばっているお堂の前で私は
こに立っていることの意味もわからぬまま
松濤の住宅街の方へリヤカーの尻を振りながら下りて行った母の
後ろ姿を見送る
                             ――「骨なら愛せる」部分――
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