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hiniesta2009

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ぱららん

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句集『ぱららん』草野早苗


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春夕焼キリンが角で交信す

ぱららんとトランペット鳴り梅雨明くる

朝暑し牛も鸚哥もゐる木陰

双子島の片方いつも霧を吐く

軟体動物限りなく伸ぶ春隣


早苗さんの一句一句に違和感を抱いた人は、それが、自分が先人の従来的な情趣を
使い廻してきたことに起因しているとやがて気づくだろう。
ほんとうのことを言うと、詩は、文学は、芸術は、俳句も、凡人なんか必要としていない。
事物や言葉の新しい角度、新しい関係
そして自分だけの感受性を信じた人だけが詩の神に愛される資格を持つ。
            
今井 聖



2020年11月30日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 1800円+税
ISBN978-4-904771-14-3 C0092

とろりと

とろりと

詩集『とろりと』谷口鳥子

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不動産屋の窓の
間取り図を眺めながら枕の向きを考える
ガードレールにもたれ咲くオニユリの
花びらのなかでしずかに動き出す黒い点点
(ダ ル マ サンガ コロンダ)
振り向くと
黄色い新幹線
     過ぎた
(父ちゃんの白目の色だ)

          ――「夏のこと」より



2020年10月31日発行
金雀枝舎刊
栞  松下育男・正津勉
装幀 経真珠美
定価 1800円+税
ISBN978-4-904771-13-6 C0092

テーマ : 詩・ことば
ジャンル : 小説・文学

火焰樹

火焰樹

句集『火焰樹』中谷 豊


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ディアスポラ映画観し夜の兜虫

ディアスポラは「民族離散」の意。
狭義には「ユダヤ」や「華僑」などを差す。
国を持たない、或いは国を追われた人たちのドラマのことである。

そこに夜行性の兜虫を合わせる。
知的で暗く重厚な映像である。
                      今井 聖


春暁を豚肉背負ふ人行きぬ

唐黍の径イグアナ括り売る子かな

虹立ちぬ弾痕多きホリデイ・イン

火焰樹やココナツ踏みて床磨き

春の夢インド遊女の足の鈴



2020年10月31日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 2000円+税
ISBN978-4-904771-12-9 C0092

テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

喝采の膝

喝采の膝


句集『喝采の膝』長岡悦子


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スタンディングオベーションのとき

膝から滑り落ちる春のショールはかろやかで美しい。

長岡悦子そのものである。

                      今井 聖



春ショール喝采の膝にとどまらず

この闇は花野と思ふ夜行バス

帆船の名はクリスティ春の夢

知りつくすオーブンの癖十二月

霜の夜の汽笛に父を聞いてをり



2019年9月28日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 1800円+税
ISBN978-4-904771-11-2 C0092


祝・横浜詩人会賞『永遠にあかない缶詰として棚に並ぶ』

今鹿仙さんの

『永遠にあかない缶詰として棚に並ぶ』

第51回 横浜詩人会賞を受賞しました!


金雀枝舎が手がけた初めての詩集、とても嬉しいです。

今鹿仙さん、おめでとうございます!

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象の耳


象の耳


句集『象の耳』大森 藍


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大森藍の作品世界には
状況を見据えた上での
「知性」と「想像力」が拮抗している。

                      今井 聖



飛花落花活断層はこの真下

みちのくのひりひりひりとわれも裸木

火を消してよりの手と足沖縄忌

かなしみのなほ秋風の象の耳

汚染土に鷗の声に冬の雨



2019年3月28日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 1600円+税
ISBN978-4-904771-10-5 C0092



永遠にあかない缶詰として棚に並ぶ

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詩集『永遠にあかない缶詰として棚に並ぶ』 今鹿 仙

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「バッハに身をまかせていると/説教されているようだ」  
「コウカンするにはすてきな棒がいる/くにたちの森で売っているような/あれである」

今鹿仙の詩はひとの意表をつく

ひとの意表をあかるみのなかで洗ってくれる詩だと思う

つまりそういうあれである 
                   廿楽順治


いなかの秘宝についてしゃべっている
学校からの帰り道では
ふじがよく見えた
りんごのような二人が下校する
赤黒い逃避行はいつも
こんな風だった
さちこはさちがおかのさちだよ と
はじめてのとき
教えてくれた
さちがおかの話はよそうよ
かえって秘宝が気になって仕方がない
               「さっちゃん」より



2018年10月23日発行
金雀枝舎刊
装幀 新村夏絵
定価 1800円+税
ISBN978-4-904771-09-9 C0092

大氷柱


大氷柱


句集『大氷柱』梅元あき子

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生真面目さと快活さ。
あき子さんの持つこの両面は、
酷寒の地なのに快晴の日が多いという
釧路の風土の特徴が育んだものかも知れない。
                      今井 聖


流氷が近づくほどに乳の張り

仔猫受く目耳臀部見せられて

雪解風バケツで届く馬肉塊

竜の玉ほどの言ひ分母にあり

大氷柱トレーニングメニュー渡さるる



2018年8月30日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 1800円+税
ISBN978-4-904771-08-2 C0092



百年のキリム

百年のキリム


句集『百年のキリム』杉山文子

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文子さんの句に描かれる対象は

みな明るく暖かく虚飾の無い素朴な「色」をしている。

それは元来文子さんが持っている色が対象に反映したものだ。

自分の色が即対象の色になる。これは天性以外の何ものでもない。

                         今井 聖


2016年10月30日発行
金雀枝舎刊
装幀 経真珠美
定価 1500円+税

ISBN978-4-904771-07-5 C0092


百年のキリムや蟻の声聞こゆ

水槽の底に大蛸春の風邪

青苔の両生類になる途中

制服は黒のセーター起業せり

菜の花のごつごつと咲く異国かな



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